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インドネシアのジョコ・ウィドド大統領は、来年の4月に実施される大統領選に、イスラム穏健派組織の議長を副大統領候補として出馬する方針であることを発表した。
インドネシアの大統領選は、国会議員の20%以上を有する政党などからの推薦が必要となっており、直接選挙により選ばれる方式となっている。また、独裁を防ぐために、任期も2期までとなっている。ジョコ大統領は2014年の大統領選で勝利し就任していたため、来年の2019年には大統領選が再び実施されることとなっていた。
ジョコ大統領は、今までに2019年の大統領選に出馬するか否かを明言していなかったが、9日に正式に出馬する事を表明した。副大統領候補には、イスラム穏健派組織のマアルフ・アミン議長を指名している。副大統領候補には長期間にわたって調整していたが、イスラム教色を前面にだして選挙活動を実施してくるとみられていた野党に対抗するという意味合いもあり、イスラム穏健派組織からの選出が行われることとなった。
ジョコ大統領の再選出馬表明を受けて、野党側も来年の大統領選に向けた候補者選出と選挙活動方針の最終調整を実施している。