インドネシアでリチウム電池用液漏れ防止・絶縁材を製造する企業を商工中金が支援

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画像:新生化学工業株式会社のHPより
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株式会社商工組合中央金庫(商工中金)は、インドネシアでリチウム電池用液漏れ防止・絶縁材を製造する新生化学工業株式会社をサポートするため、製造工場の本格稼働に必要な資金1億円を融資する事を発表した。

新生化学工業株式会社は、滋賀県大津市に本社を構え、精密プラスチック成形品の製造・販売や周辺自動機設備の設計・製造・販売を行う企業である。この企業の高いプラスチック成型技術を生かした「電池の漏電を防止するガスケット」は、大手電池メーカーに評価され、高いシェアを占めている。

新生化学工業は、アジア市場向けの製造拠点としてインドネシアに2011年に現地法人を設立していたが、コイン型リチウム電池用ガスケットの生産設備増強により生産能力を高める計画を策定した。商工中金は、この計画は新生化学工業の競争力向上につながり海外市場の開拓に寄与することを評価したため、「グローバルニッチトップ支援貸付制度」を適用したうえで滋賀銀行と協調融資する事を決定した。

商工中金は、今後も日本の中小企業の海外進出を支援していく方針である事を表明している。

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