カンボジアは南シナ海問題で中国支持を否定、中国側発表は相手国の同意を得ずか

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画像提供:中国外務省(フンセン首相と会談する王毅外相)
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中国外務省は、カンボジア政府は南シナ海問題で中国政府を支持する方針となったと発表したが、カンボジア外務省はこの発表を否定した。

中国の王毅外相は、4月20日から24日の日程でブルネイ、カンボジア、ラオスに訪問し、各国政府と南シナ海問題において中国を支持する旨の協力に合意したとの発表を行っていた。この中国政府の発表を受けて、ベトナムでは隣国のカンボジア・ラオスへの抗議の声が挙がっていた。

そのため、ベトナム現地メディアのベトナム通信社などがカンボジア外務省に対して、中国政府が発表した内容の真偽を問い合わせところ「中国政府と南シナ海問題と経済協力などの様々な問題の話し合いを実施した事は事実だが、南シナ海問題に関しての新しい合意は一つも行われていない。カンボジア政府では、中国政府とASEAN加盟国の間で2002年に策定した南シナ海における関係国の行動宣言(DOC)に基づき、南シナ海問題が平和的に解決する事を願っている。」とカンボジア外務省は回答している。なお、ベトナムの現地メディアが在カンボジアの中国大使館に同様の問い合わせを実施しているが、回答は得られていない状況である。

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