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住友電気工業株式会社は、三菱商事株式会社と共同でカンボジアのプノンペン交通管制システムプロジェクトを受注しシステム構築を進めていることを発表した。
このプロジェクトは、日本政府による無償資金協力(ODA)により実施されるものとなり、システムの運用開始は2017年4月頃となる予定である。このプロジェクトは、プノンペンにおける交通渋滞改善と交通安全向上を図ることを目的としている。市内の100箇所の交差点に、信号制御機・車両用及び歩行者用灯器・車両感知器を設置し、26基の交通状況モニタリング用カメラを設置する。同時に光ケーブルネットワークや交通管制センターを設置することにより、交通情報をリアルタイム収集し交通流を最適化する。住友電気工業では、この様な交通管制システムを既にタイやミャンマーに導入した実績もあるため、これらの経験を生かしてカンボジアにも交通管制システムを導入する。
住友電気工業は今回のシステム納入を切っ掛けとして、今後も東南アジアなどの外国に対して各国の事情に合わせた交通管制システムの提案と導入を通して、交通渋滞の改善や快適な交通環境の実現に貢献していく方針であることを表明している。