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青年海外協力隊の事業は、日本政府が行うODA(政府開発援助)の一環として、外務省の所管である独立行政法人のJICA(国際協力機構)が1965年から実施しているが、 今年で50周年を迎えることもあり、初めての派遣国のひとつであるカンボジアにおいて50周年を祝う式典が開催された。
この式典はカンボジアの首都のプノンペンの「カンボジア日本人材開発センター(CJCC)」で12月7日に開催された。式典には、カンボジア側からはキアット・チョン副首相が参加し、日本側からは日本カンボジア友好国会議員連盟の今村雅弘議員および小渕優子議員、五輪メダリストでNGOハート・オブ・ゴールドの有森裕子代表理事、在カンボジア日本大使、JICAの理事などが参加し、合計で約280人が参加することとなった。
式典では、日本政府が今までに実施してきた支援やJICAボランティアの成果が発表され、両国の絆の深さを確認することとなった。キアット・チョン副首相は、祝辞を述べる際に日本を重要なパートナーと何度も呼び、日本政府の様々な支援へ感謝を述べるとともに、日本との深い関係を強調した。
式典に参加した小渕優子議員からは、日本の総理大臣として2000年1月に43年ぶりにカンボジアを訪問した父親の小渕恵三元首相の話しを取り上げ、自身もカンボジアの発展に関わる事が出来て光栄であり、自身が外国訪問する際には必ず現地で活躍する隊員と直接話す機会を設けていることなどが述べられた。