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日本の外務省は、カンボジアの農家への支援と、老朽化した木製の橋梁をコンクリート製の橋梁に掛け替える支援を実施するため、2件の合計約26万米ドルの草の根・人間の安全保障無償資金協力を実施する。
在カンボジア日本大使館によると、1件目の無償資金協力は、供与限度額が126,710米ドルとなる「コンポンスプー州プレイロムドゥル灌漑施設改修計画」として実施される。この支援では、老朽化した灌漑施設を改修する。この事業により、4,000人以上の地域住民に対して農業用水の安定供給が可能になり、米の生産量増加により農家の所得向上が期待される。また、水路堤防の整備により、農作物の運搬労力の軽減にも寄与する。
2件目の無償資金協力は、供与限度額が140,674米ドルとなる「スバイリエン州スバイチュロム郡スバイヤ町橋梁建設計画」として実施される。この支援では、老朽化した木製の橋梁を、コンクリート製の橋梁に掛け替える。この事業により、最寄りの学校、市場及び保健所への安全な交通の便が確保され、地域住民約5,000人が裨益する。