このページの所要時間: 約 0分59秒
日本政府は、カンボジア王国における上水道施設の拡張と送配電網の拡張を支援するため、総額444.37億円を限度とする円借款2件を実施することが明らかになった。
1件目の円借款は、供与限度額が215.26億円となる『ニロート上水道拡張計画(第一期)』となる。この計画は、水需給が逼迫する首都プノンペンにおいて、上水道施設を拡張することにより、安定的な給水サービスの向上を図り、もって住民の生活環境改善及び都市の商業・経済活動の円滑化に寄与するものとなる。
2件目の円借款は、供与限度額が229.11億円となる『プノンペン首都圏送配電網拡張整備計画(フェーズ3)(第一期)』となる。この計画は、電力需要が集中、拡大するプノンペン首都圏において、変電所及び送配電網を整備することにより、首都圏の電力供給の安定化および再生可能エネルギー導入促進を図り、もってカンボジアの経済発展に寄与するものとなる。
なお、2件とも供与条件は、金利は変動金利(TORF+0.4%。コンサルティング・サービス部分は金利0.65%)、償還期間は30年(10年の据置期間を含む)、調達条件はアンタイドとなる。