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環境省は、カンボジア環境省との間で、気候変動緩和分野における協力意向表明書を締結したことを発表した。
2024年から全ての国連気候変動枠組条約の締約国は、2年に1回、GHGインベントリを含むBTRの作成・提出が義務付けられ、気候変動政策や取組のPDCAサイクルを確立し、国が決定する貢献(NDC)の達成に向けた実効的な気候変動対策を実施する必要がある。
この意向表明書は、カンボジア環境省と、国の温室効果ガスインベントリ(GHGインベントリ)を含む第2回隔年透明性報告書(BTR2)の整備支援を始めとした、気候変動緩和分野における協力を一層強化することを目的としており、カンボジア環境省と気候変動緩和分野での初めての協力意向表明書となる。
今後は、この協力意向表明書に基づき、日本におけるGHGインベントリ・BTRの作成経験の共有や能力構築を行い、カンボジアのGHGインベントリ・BTR2などを整備することで、カンボジアでの温室効果ガスの排出削減に向けた取組を進めることとなる。