日カンボジア防衛相テレビ会談、PKOの人材育成協力の継続へ

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日本の岸防衛大臣とカンボジアのティア・バニュ副首相兼国防大臣は、日カンボジア防衛相テレビ会談を6月25日に実施した。

両大臣は、「二国間の防衛協力・交流」「東シナ海・南シナ海を含む地域情勢」「ミャンマー情勢」などに関して、意見交換などを実施した。

「二国間の防衛協力・交流」に関しては、2013年に署名された日カンボジア防衛協力・交流の覚書に基づき、能力構築支援、教育交流、多国間協力等、幅広い分野での交流が着実に進展していることを歓迎した。さらに、2月にPKI分野(施設)の「道路測量技術に関するオンライン教育」が成功裏に実施されたこと及び4月に実施された「人道支援・災害救援(HA/DR)に関する日ASEANオンラインセミナー」において両国の感染症対策における知見を共有できたことを歓迎し、その上で、両大臣は、PKO分野における人材育成協力の継続を含め、二国間の防衛協力・交流を更に進めていくことで一致した。

「東シナ海・南シナ海を含む地域情勢」に関しては、航行及び上空飛行の自由並びに国連海洋法条約(UNCLOS)を始めとする国際法の遵守の重要性を確認した上で、自由で開かれたインド太平洋を維持・強化していくために、「インド太平洋に関するASEANアウトルック」(AOIP)と日本の「自由で開かれたインド太平洋」(FOIP)との間の協力の促進に向けて連携していくことを再確認した。

「ミャンマー情勢」に関しては、先般のASEANリーダーズ・ミーティングの成果を歓迎する旨述べ、引き続き緊密に連携していくことで一致した。

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