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日本の厚生労働省は、第8回ASEAN+3保健大臣会合を8月末にカンボジアのシェムリアップで開催したことを発表した。
ASEAN+3保健大臣会合は、2002年にラオスにて開催された第6回ASEAN保健大臣会合において、「中国・日本・韓国との協力関係強化が、ASEANの保健分野における協力関係の強化に資する」ことが合意されたことを受けて、この13か国により定期的に開催されている会合である。
第8回目となる今回の会合は、日本政府からは大口善德厚生労働副大臣が出席した。会合では、カンボジアとともに、日本が共同議長国として進行役を担い、「ASEANの全ての人々の健康促進」をテーマに、共通課題や技術協力などに関しての意見交換を行った。また、ラウンドテーブルディスカッションでは、「アジア太平洋新興感染症・公衆衛生危機戦略を通じた国際保健規則の実行能力強化」をテーマに各国の取組が紹介された。大口副大臣からは、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)や感染症の対応能力強化などに向けた日本の取組とASEAN地域への協力などを説明し、ASEAN地域のより良い社会福祉の実現に向けて引き続き協力する旨を表明した。
次回の第9回目となるASEAN+3保健大臣会合は、2021年にインドネシアで開催される予定である。