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日本政府は、カンボジアにおける地方都市部の上水道施設拡張のため、24億500万円の無償資金協力を実施することを発表した。
カンボジアでは、内戦後は日本などの支援により、特にプノンペンにおいては24時間の給水サービスを実現するなど,「プノンペンの奇跡」と称される目覚ましい成果を挙げているが、カンボジア地方都市部では依然として給水普及率が低位に留まっている。そのため日本政府は、地方都市部における給水普及率を改善させるための支援を実施することを決定した。
今回の支援は「プルサット上水道拡張計画」として、24億500万円の無償資金協力により実施される。この支援に関する交換公文の署名は、日本の三上正裕駐カンボジア大使とカンボジアのプラック・ソコン王国副首相兼外務国際協力大臣の間で実施された。この支援では、地方都市部の中でも特に給水普及率が低位に留まっているプルサット市で、取水施設の建設及び配水管網の敷設を行う。この支援が実施されることにより、地域住民約10万人が安全な水へアクセス出来るようになり、同国の生活の質向上に寄与することが期待される。