JICAがカンボジアの港湾公社の株式を日本の上組に譲渡

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画像提供:JICA(2017年に実施された「シハヌークビル港新コンテナターミナル整備事業」の署名式の様子)
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日本の独立行政法人の国際協力機構(JICA)は、日本の港湾関連企業と共にカンボジアの貿易促進に貢献していく取り組みとして、カンボジア・シハヌークビル港湾公社の全保有株式を日本の株式会社上組に譲渡したことを発表した。

JICAでは、カンボジアの内戦終結後初となる有償資金協力案件として、「シハヌークビル港緊急リハビリ事業」を1999年に実施した後に、有償資金協力・無償資金協力・技術協力を通じて、カンボジアで唯一の大水深港であるシハヌークビル港のインフラ整備と運営能力強化を継続的に支援してきた。2017年にはシハヌークビル港湾公社がカンボジア証券取引所に上場した際に、JICAは株式を取得してJICA推薦の非執行取締役を派遣するなどの関与も通じて支援を強化していた。

JICAでは、日本の港湾関連企業と共にカンボジアの貿易促進に貢献していく取り組みとして、昨年の12月に阪神国際港湾株式会社にシハヌークビル港湾公社の一部株式を譲渡していた。今回は、シハヌークビル港湾公社の既存株主であり、日本の港湾物流のリーディングカンパニーである上組にたいして、JICAが保有する残りの全株式が譲渡されることとなった。

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