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フィリピンでは中国と南シナ海の領有権問題で争っているためアメリカとの軍事連携を強化しているが、後方の安全を確保するためにフィリピンの南側に位置するマレーシア・ブルネイ・インドネシアとの軍事連携を強化する方針を明らかにしている。このブルネイ政府とフィリピン政府は、両国の軍事連携を強化するための会合を実施したことを発表した。
ブルネイ国防省の発表によると、今回の会談では両軍の関係を強化する基本方針に両国は合意し、両国の軍事専門家の交流を通じて、防衛演習の訓練・実施を行う事を決定した。
以前のニュース(ベトナムとブルネイは軍事連携を強化)でも報じているが、ベトナム政府もブルネイ政府との軍事連携を強化しており、フィリピン政府はベトナム・フィリピン・ブルネイの3カ国で対中国包囲網を行う事を模索しているが、ブルネイはそこまでの軍事連携には参加する意思は無い状況である。以前のニュース(ブルネイと中国が中国人民解放軍・・・)で報じているように、ブルネイ政府は中国の人民軍との会談も定期的に実施しており中立の立場をとっているため、今後も中立の立場を崩さないとみられている。