イギリスが南シナ海問題に参入へ、中国は懸念表明

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画像提供:中国外務省
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イギリスの駐米大使は南シナ海でイギリス空軍の戦闘機を近く飛行させる計画があることを明らかにしたが、中国外務省はイギリス空軍の戦闘機が南シナ海を飛行する事は地域の平和と安全が損なわれる可能性があるとして懸念を表明した。

イギリスの駐米大使は、イギリス空軍所属のタイフーン戦闘機を南シナ海の海上を飛行させ、2020年に就役する予定である空母2隻を太平洋に派遣する計画がある事を明らかにした。これらの計画は、公海では全ての国の軍艦船舶が自由に航行することができる「航海の自由」を守る事を目的として実施されるものであり、同盟国であるアメリカ政府と同じ目標を共有する事を目的として実施されるものである。

中国外務省で2日に実施された定例記者会見の際に、記者から「米国の英国大使は、英国の戦闘機が南シナ海を飛行する計画があると発表しました。2020年には空母も航行する計画がある事も明らかにしました。」との質問が行われた。外務省の報道官は、「現在の南シナ海においては、国際法の元で全ての国が南シナ海を自由に飛行する権利があります。南シナ海においては中国政府と近隣諸国の努力により、航海の自由に関する問題は発生していません。南シナ海の状況は良くなってきています。全ての国は、南シナ海における平和と安全を守るために、この地域の国々の努力を尊重すべきです。」と述べ、イギリスがこの問題に介入しないように、懸念を表明した。

以前のニュース(日本とイギリスはベトナムで南シナ海問題に関するワークショップ開催)でも報じているが、日本政府は南シナ海問題を解決するためにイギリス政府との協力を進めている。イギリス空軍と自衛隊は10月には共同演習を実施しており、今後も協力を進めていく見込みである。

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