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化粧品の製造・販売を行う株式会社資生堂は、アセアン向けのメーキャップ製品などを生産する台湾の「台湾資生堂新竹工場」が竣工し、稼働を開始した事を発表した。
資生堂の国際事業は、1957年に台湾資生堂を設立した事により始まっている。台湾における60周年を迎える来年を機として、アセアン向けのメーキャップ製品などを生産していた工場が稼働35年経ち建物の老朽化が問題となっていたために、台湾資生堂における生産活動を更に活性化させるためにも、新工場を設立する事を決定していた。
新しく設立した工場建屋は、エコロジー・省エネ・廃棄物削減・健康を設計理念としており、太陽光発電パネルを設置するなどの対応により、工場全体の電力使用量の80%をまかなうことが可能となっている。来年の1月には環境や人体への負荷を軽減するよう設計された建物に与えられるグリーンビルディングの認証を取得する予定である。また、今後はアセアン向け製品の更なる拡大が見込まれるため、この工場にアセアン向けの生産機能を移管している。