中国は南シナ海問題においてニュージーランドの取り込みを完了

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画像提供:中国外務省
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中国外務省は、王毅外相が北京に訪問中のニュージーランドのマレー・マッカリー外相との会談を18日に実施した事を発表した。

この会談で王毅外相は、ニュージーランド政府と中国政府の交流は近年深まっており、今後も相互信頼の元で、戦略的な協力関係を深めていくべきであると述べた。また、来年が国交関係樹立45周年を迎える事もあり、両国の国交を更に強化するために、この機会を活かしていくべきであると述べた。

マレー・マッカリー外相は、中国政府との交流を強化する事に合意し、戦略的パートナーシップの関係を強化していく方針を述べた。経済問題に関しては、中国からの投資を歓迎し、中国人観光客や留学生を歓迎する事も述べられた。南シナ海問題に関しては、特定の立場をとらずに、当事国同士による対話での解決を支持する旨が述べられた。

ニュージーランド政府では、隣国のオーストラリア政府などと協調のうえで、南シナ海問題に関しては中国政府は仲裁裁判所の判決に従うべきであるとの考えを表明していた。このニュージーランド政府の考えに中国政府は強く抗議しており、これらの抗議を受けてニュージーランド政府は見解を変更する事となった。隣国のオーストラリア政府でも中国政府からの抗議を受けて、南シナ海における航行の自由作戦を停止する事を決定しており、中国政府による取り込みが進んでいる状況である。

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