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日本の農林水産省は「第16回ASEAN+3農林大臣会合」をシンガポールで10月7日に開催した事を発表した。
日本政府では、ASEAN地域(インドネシア、ブルネイ、カンボジア、ベトナム、ラオス、マレーシア、ミャンマー、タイ、フィリピン、シンガポール)に対する農林分野における支援と協力を実施している。これらの協力を話し合う場として、アセアン10か国と日本・中国・韓国の三か国を加えたASEAN+3農林大臣会合を定期的に開催しており、第16回となる大臣会合が開催される事となった。
第16回となる農林大臣会合には、日本政府からは大臣官房審議官などが参加した。この会合では、「ASEAN地域におけるフードバリューチェーンの具体的な取組状況やこれまでの成果」「G7新潟農業大臣会合宣言で打ち出された食料安全保障の強化についての取組み」「APTERR、AFSIS等AMAF+3の枠組みのもとでの農林水産業協力」に関する説明が行われた。日本政府はアセアン地域における農林分野の発展に引き続き貢献していく事を表明した。また、ASEAN+3地域における日本産食品の輸入規制に関しては、今までの緩和・撤廃措置に謝意を表すとともに、残る他の規制に関しても早期に撤廃するように改めて要請した。