農水省の新米が出れば価格が下がるとの昨年の認識は間違っていた、小泉大臣

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画像提供:農林水産省
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小泉農林水産大臣は、農林水産省が昨年に新米が出てくれば価格が下がると述べたが結果はそうならなかったと認めるとともに、今年の収穫量は大きく伸びているために、米価の安定に向けた新たな段階に入ったとの認識を示した。

10月10日に実施された小泉農林水産大臣臨時記者会見の際に、記者から「去年は新米が出たら価格は落ち着くと農水省は説明していましたが、6年産が出回っても価格は下がりませんでした。今年の予想収穫量は需要を大きく上回る数量となっていますが、この大幅な増産が今後どのように価格に影響を与えるとお考えか」との旨の質問が行われた。

この質問に対して、大臣は「令和7年産の新米の生産は先ほど申し上げたとおり715万3,000トン、前年比63.4万トン増となったということで、この水準は昨年の予想収穫量の増加分18万トンを、はるかに上回るものであり、平成29年産以来最高の収穫量となる見込みです。収穫量も民間の在庫量も昨年とは全く異なり、今回の調査結果を見れば、コメが足りなくなる状況にはないということを十分ご理解いただけるのではないかなというふうに考えています。米価の安定に向けた新たな段階に入ったというふうに捉えています」との旨を述べた。

その後に、記者から「今度こそ米の値段が下がる」との旨の質問が行われた。

この質問に対して、大臣は「これは昨年、新米が出てくれば、下がるということを農林水産省として申し上げて、結果そうはならなかった。こういった経緯を考えれば、慎重な対応は必要だと思います」との旨を述べた。

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