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石破政権のもとの文部科学大臣では、排除するのではなく受け⼊れるとの理念でテロリスト・難民なども社会の担い手にと主張しているNPOに、文部科学大臣賞を授与したことが明らかになった。
一般社団法人の倫理研究所では、1998年に「地球倫理推進賞」を創設し、地球倫理の推進に貢献している団体を毎年顕彰している。
今回は「第28回地球倫理推進賞贈呈式」が3月29日に開催された。後援は、文部科学省・産経新聞社・全国民間放送ラジオ局37社となる。地球倫理推進賞と文部科学大臣賞が贈呈される団体は、【国内活動部門】は⼀般社団法⼈ ⽇本看取り⼠会、【国際活動部門】は特定⾮営利活動法⼈ アクセプト・インターナショナルとなる。
アクセプト・インターナショナルが選定された理由は、【「排除するのではなく受け⼊れる」を理念に世界各地の地域・⺠族紛争に伴うテロ等の脅威にさらされる国や地域を対象に、「憎しみの連鎖」をほどいていくことを⽬指している。紛争地域の⽂化・社会の理解を通じて市⺠社会間に確かな信頼関係を構築し、地域社会と元受刑者との相互理解を促進しながら平和的⼿法での問題解決に取り組む。テロ組織への脱退⽀援・社会復帰プログラムの提供や、刑務所でのカウンセリング・職業訓練・基礎教育等、反社会組織解体とテロと紛争のない世界の実現に尽⼒している】などとしている。
なお、アクセプト・インターナショナルでは、2023年度の休眠預金活用事業により緊急人道支援を実施している。この事業に関するインタビューにて、代表理事は「私は、テロリストも非行少年も、在日ムスリムも難民もみんな、社会の担い手、平和の担い手になれると心から思っています」との旨を述べている。