石破政権はクルドの文化財保護と教育を支援、1億円の無償資金協力

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画像提供:首相官邸
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石破政権は、クルドの歴史・文化の中心地の1つであるクルディスタン地域における文化財保護促進と教育セクターの発展を支援するため、イラク共和国に1億1,620万円の一般文化無償資金協力を実施することが明らかになった。

日本の外務省の見解によると、スレイマニア博物館は、イラク北東部に位置し、クルドの歴史・文化の中心地の1つである同地域を代表する文化施設であり、同博物館には、紀元前からの貴重な考古資料約6万4,400点が展示・収蔵されており、研究、保存・修復活動も行われているだけでなく、若い世代にクルディスタン地域の歴史・文化を伝える教育の場ともなっているとしている。しかしながら、展示、保存及び修復のための機材の劣化や不足により、適切な環境の下での展示や必要な保存・修復作業を十分に行うことができない状態が続いているとしている。

そのため、3月25日、イラク共和国の首都バグダッドで、駐イラク共和国日本国特命全権大使と、フアード・フセイン・イラク共和国副首相兼外相との間で、スレイマニア博物館に機材(展示、保存、修復用機材等)を整備するための1億1,620万円を限度とする一般文化無償資金協力「スレイマニア博物館における展示、保存及び修復機材のための整備計画」に関する書簡の署名・交換を実施した。

この協力は、重要な考古遺物の展示、保存及び修復に必要な機材を整備することにより、同博物館の展示及び保存修復の質を向上させ、クルディスタン地域の文化財保護促進と教育セクターの発展に寄与するものとなる。

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