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中国政府が実質的な権限を有しているアジアインフラ投資銀行(AIIB)は、世界銀行グループの一員である国際金融公社(IFC)と協力し、中央および東ヨーロッパのインフラプロジェクトの資金調達を支援するために投資を実施していることが明らかになった。
AIIBによると、今回の投資は、インフラ融資のリーダーとして知られるオーストリア公社である「Kommunalkredit Austria AG」が発行する無担保社債に、AIIBとIFCが、それぞれ最大で1億ユーロを出資し、最大で2億ユーロの債権を発行する。この投資は、ブルガリア、ハンガリー、ポーランド、ルーマニア、トルコの再生可能エネルギー容量を増強し、二酸化炭素排出量を削減することで、欧州グリーン・ディールを支援するために実施するものとなる。
AIIBでは、今回の協力は、地域の脱炭素化に向けた幅広い取り組みの一環として、再生可能エネルギープロジェクト、特に風力発電に重点を置き、中央および東ヨーロッパ(CEE)とトルコにおけるグリーンエネルギーへの移行を加速するものとなるとしている。