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石破政権は、観光資源の解説文を英語・中国語・韓国語への翻訳を行う事業に、6億円を投入する予定であることが明らかになった。
国土交通省の外局である観光庁によると、訪日外国人旅行者が地域を訪れた際、観光資源の解説文の乱立や、表記が不十分なため、観光地としての魅力が伝わらないなどの課題があるとしている。そのため、「地域観光資源の多言語解説整備支援事業」では、観光庁が関係省庁等と連携し、文化財や国立公園等の観光資源の解説文作成に係る英語ネイティブ等専門人材のリスト化、派遣体制の構築、地域観光資源の解説文作成等の支援、旅行者にとってわかりやすい面的観光ストーリーを伝える魅力的な解説文の整備を促進するとともに、解説文作成に関するノウハウを蓄積し、地域における多言語解説整備の展開することとしている。
今回は、令和7年度における「地域観光資源の多言語解説整備支援事業」の公募を開始した。整備対象となるものは、『多言語解説整備を行うことによって、旅行者の観光資源への理解を促進させ、満足度が向上すると考えられるもの』『解説文を充実させることによって地域の周遊性を高め、滞在時間の増加が促されるもの』となる。本事業により作成する解説文に使用する言語は「英語」となる。また、希望地域を対象に令和7年度に作成する英語解説文を基に、同一年度内に中国語・韓国語への翻訳を実施する。
なお、観光庁の令和7年度予算案では、【地域観光資源の多言語解説整備支援事業】に6億円を投入する予定である。