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日本の総合商社である伊藤忠商事株式会社は、東南アジアにおける損害保険市場の元受保険分野に進出するため、タイ及びラオスにおいて損害保険事業を展開するTVI社に出資することを発表した。
伊藤忠の見解によると、タイの損害保険市場は、2023年の収入保険料総額が約2,850億タイ・バーツ(約1兆2,800億円)、2018年以降は年率4%超で成長をしており、今後も自動車保険を始めとする個人向け保険分野を中心に成長が予想されている。また、TVI社は現地の金融機関や大手小売等との提携による強力な保険販売チャネルや、デジタル技術を活用した商品開発力を活かし、引受保険料において業界の年平均成長率4.2%を大きく上回る11.4%を実現している。
そのため、伊藤忠では、TVI社への出資を実施することとなった。伊藤忠としては、今回の出資により、東南アジアにおける元受保険分野に進出することで、ブローカーの立場では協業が困難であった日系・非日系企業との取引や、オートローンや消費者金融等の当社既存事業との協業を実現し、TVI社の企業価値向上とトレードメリットの創出を目指していく。