JICAは日本の南洋庁が建設したパラオのミナト橋の架替を支援

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日本の独立行政法人である国際協力機構(JICA)は、日本の南洋庁(当時)が建設したパラオ共和国のミナト橋の架け替えを支援するため、27億9,300万円の無償資金協力を実施する。

JICAの見解によると、マラカル島とコロール島を連結するマラカルコーズウェイ上に 1979 年に架けられたミナト橋(米国資金、韓国企業による建設)は、1927年に南洋庁(当時)によって建設され戦時中に破壊された「みなと橋」の名前を残しているもので、無償資金協力「島間連絡道路改修計画」(第2期)(2005年E/N締結)にて、他の補修と共に、一部箇所の補修が行われていた。しかしながら、補修がされなかった床版等において塩害によるコンクリートの劣化の進行が著しく崩落の危険性が指摘されており、仮に崩落することがあれば運輸交通及びライフラインが断絶することが危惧されていた。

そのため、JICAは、パラオのコロールにて、同国政府との間で、「ミナト橋架け替え計画」を対象として、供与限度額が27億9,300万円となる無償資金協力を実施することとなった。
この事業は、パラオにおいてミナト橋の架け替えを実施することにより、同橋の強靭化及び円滑な通行の確保による輸送力の安定化を図り、もって当国の産業基盤強化及び連結性強化に寄与するものとなる。事業予定期間は45ヵ月となり、施設供用開始時(2027年4月を予定)をもって事業完成となる。

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