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国際通貨基金(IMF)のゲオルギエバ専務理事は、中国発展ハイレベルフォーラムの年次総会において、中国は発展途上国の過剰債務に対処する上で重要な役割を果たしてきたとの認識を明らかにした。
IMFのゲオルギエバ専務理事は、中国発展ハイレベルフォーラムの年次総会で「世界経済と中国にとって重要な辰年を迎えるにあたり、中国の継続的な発展に関する議論に参加すべく、私を招待してくださった主催者の皆さまに感謝申し上げます。中国に注目すると、2023年はコロナ危機後の力強い回復が見られ、成長率は5%を超えています。中期的には、中国は引き続き世界経済の成長に大きく貢献します。生産性の伸びの弱さと人口高齢化が成長に影響する要因である一方で、大きなチャンスもあります。中国は、IMFの恒久的財源を50%増やすという合意の形成において、目覚ましいリーダーシップを発揮してきました」との旨を述べた。
その後に、「中国が、新興市場国と発展途上国の過剰債務に対処する上で重要な役割を果たしてきたことも認識しています。多くの国が過剰債務に陥っているか、それに近い状況にあるため、債務救済を加速させるために債権者の間で多くの取り組みが必要であり、中国が引き続き力強く関与して下さることを期待しています」との旨を述べた。