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日本の自衛艦隊は、令和5年度インド太平洋方面派遣(IPD23)部隊第3水上部隊護衛艦「くまの」が母基地の横須賀に6月10日に帰国したことを発表した。
帰国行事において、自衛艦隊司令官 齋藤聡海将は、派遣隊員の任務完遂を労うとともに、本派遣に対する理解・支援をいただいた隊員の家族・友人に感謝の意を伝えた。「くまの」艦長櫻井敦2等海佐は、「本艦は、4月20日に横須賀を出国し、シンガポール、インドネシア、マレーシアに寄港しました。シンガポール・チャンギでは、国際海上防衛装備展示会に、マレーシア・ランカウイではランカウイ国際海洋航空宇宙装備品展示会にそれぞれ参加し、我が国の最新鋭護衛艦である本艦の優れた先進性・技術力・省人化対応について紹介できたとともに、寄港地における各種交歓行事や共同訓練等を通じて、各国との信頼関係及び相互理解の増進を図り、『自由で開かれたインド太平洋』の実現に寄与することができました」との旨を述べた。
自衛艦隊は、即応態勢を維持し、我が国の防衛のみならず、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて、同盟国・同志国海軍と協働して、インド太平洋海域の平和と安定に寄与していく方針であることを表明している。