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国土交通省は、ASEAN各国との物流分野での連携強化に向けて、第19回 日ASEAN物流専門家会合を3月7日に開催されたことを発表した。
出席した者は、日本側からは国土交通省、物流事業者(株式会社日立物流)、ASEAN側からはブルネイ、カンボジア、インドネシア、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムの政府関係者、ASEAN事務局などの合計60名となった。会合では、『コールドチェーン物流の促進』『物流人材育成』『グリーン物流の促進』などについて話し合われた。
『コールドチェーン物流の促進』に関しては、国土交通省より、ASEAN におけるコールドチェーン物流の促進に関する最近の取組みとして、タイ及びインドネシアとの間で実施した二国間の物流政策対話や両国運輸省との共催で実施したコールドチェーン物流ワークショップ及び両国において実施した実証輸送の結果等について紹介した。ASEAN各国からは、コールドチェーン物流に関する取組みやコールドチェーン物流サービスに関する国家規格化等に向けた進捗状況や計画等について説明があった。
『物流人材育成』に関しては、国土交通省より、SGH財団の協力のもと、ラオス及びベトナムにおける大学生及び行政官等を対象に実施した物流分野の人材育成事業等について報告するとともに、マレーシアへの拡大について提案し、来年度の実施に向けて協議していくことでマレーシアと合意した。