管理機関設立で農水産物の保護へ、韓国への高級ブドウ・ルビーロマン流出で

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野村農林水産大臣は、石川県が14年かけて開発したうえで生産者たちが厳しい出荷基準を設定してブランド価値を育成してきた高級ブドウのルビーロマンが韓国に流出したことをうけて、日本の農水産物の知的財産保護については管理機関を作って保護していく方針であることを明らかにした。

12月6日に実施された野村農林水産大臣記者会見の際に、記者からの質問に答えるかたちで野村大臣は「知的財産につきましては、(課題として)一番に出てきたのがブドウですけれども、今回ルビーロマンという新たな品種も韓国で出てきたという(報道があった)ので我々もびっくりしていたんです。私は直接生産者の皆さんと(話す機会があり)、ルビーロマンの生産者はわずか150人ぐらいなんですよ。それで『これが海外に持ち出されるという危険性はないですか』と聞いたら、『絶対ありません』と。『これは我々が長年培ってきた技術と、そしてそういった管理の仕方が他のブドウとはちょっと違うんで、そんなに簡単には他のところで栽培はできません』という話を聞いたんですけども、それからまだ1ヶ月も経たないうち(の話)だったものですからびっくりして、ルビーロマンも持ち出されたのかとこんなふうに思っておりまして、今おっしゃいました知的財産について、管理機関を作って、個人ではなかなか法的な問題だとか、外国相手ですから対応が非常に難しいということもありますので、ぜひ管理機関を一つ作って、そこで組織的にやっていこうと、こんなふうに考えておるところでございます」との旨の見解を示した。

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