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ASEAN各国の首相などの政府要人たちは、9月27日に開催される故安倍晋三国葬儀に参列するために訪日しており、この機会をいかして岸田文雄内閣総理大臣は会談を実施している。
ベトナムとは、グエン・スアン・フック・ベトナム社会主義共和国国家主席と、日・ベトナム首脳会談を開催した。会談では、岸田総理大臣から、政治、経済、外交、安全保障、人的交流等、あらゆる分野での協力を引き続き進めていきたい旨を述べた。フック国家主席から、水際措置の緩和により、両国間の人的往来が徐々に再開してきていることを踏まえ、両国間での人的交流の再活性化を期待する旨が述べられた。
シンガポールとは、リー・シェンロン・シンガポール共和国首相と、日・シンガポール首脳会談を開催した。会談では、岸田総理大臣から、デジタル分野での専門家会合の年内開催に向けた調整が進んでいることを歓迎する旨を述べたほか、防衛装備品・技術移転協定の早期締結を期待する旨を述べた。これに対し、リー首相からは、各分野での協力を引き続き強化していきたい旨を述べられた。
インドネシアからは、マルフ・アミン・インドネシア副大統領からの表敬を受けた。岸田総理大臣から、本年のG20バリ・サミットの成功に向けて議長国であるインドネシアを支えていく旨を伝えつつ、来年は両国それぞれがG7及びASEAN議長国となることも踏まえ、二国間協力の強化をしていきたい旨が述べられた。
フィリピンからは、サラ・ドゥテルテ副大統領からの表敬を受けた。岸田総理大臣から、ドゥテルテ副大統領がマルコス政権要人として訪日された最初の閣僚であるとして、マルコス政権下で日・フィリピン関係を一層強化させたい旨などを伝えた。