中国・イギリスで初の海上コンテナ航路が就航、経済関係強化は二枚舌とも

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中国の寧波とイギリスのスコットランドの間において、初めてとなる直行の海上コンテナ輸送サービスが開始されることとなった。

この輸送網は、中国の中国郵政速逓物流と、イギリスのDKT Allseas、KC Liner Agenciesのパートナーシップにより運営されるものとなる。KC Linerなどの見解によると、現時点での予定では、このルートはオランダのロッテルダムに寄港することなく、中国とイギリスを結ぶため、現時点での両国間の所要時間(数60日)を、半分程度に短縮できるとしている。

輸送ルートでは、約1600個の輸送コンテナを運ぶことが可能な6隻の船で運航する予定となっている。イギリスのスコットランドからの輸出品目は、ビール、ウィスキー、菓子、ジン、機械などとなる。中国の寧波からの輸出品目は、繊維製品、家具、おもちゃ、履物などとなる予定である。この新しい航路は、現地では「スコットランドのゲームチェンジャー」として歓迎されている。

なお、一部の中国メディアでは、寧波とスコットランドを結ぶ航路が開始されることを受けて、イギリスは自国内だけではなく他国へも中国からの「デカップリング」を唱えているにも関わらず、実際のところは両国間の貿易・経済関係は良好であり、今後も経済関係は深まっていく見通しであるとして、イギリスは二枚舌であるとして厳しく批判している。

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