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日本の自衛隊は、令和4年度インド太平洋方面派遣(IPD22)部隊である護衛艦「いずも」と「たかなみ」が、6月13日に横須賀基地から出国したことを発表した。
自衛隊では、インド太平洋地域の各国海軍等との共同訓練などを実施する『インド太平洋方面派遣』を、毎年実施している。今年度の訪問予定国は、アメリカ合衆国、インド共和国、オーストラリア連邦、ソロモン諸島、トンガ王国、パプアニューギニア独立国、パラオ共和国、バヌアツ共和国、フィジー共和国、ベトナム社会主義共和国、フィリピン共和国、仏領ニューカレドニアとなる。主要参加訓練は、米海軍主催多国間共同訓練(RIMPAC2022)、パシフィック・パートナーシップ2022、日米豪韓共同訓練(PACIFIC VANGUARD22)、日印共同訓練(JIMEX)、豪州海軍主催多国間共同訓練(KAKADU2022)、米豪比主催多国間共同訓練(Exercise SAMASAMA/LUMBAS2022)となる。
IPD22の出国にあたり、自衛艦隊司令官 湯浅秀樹海将は、「本派遣は、急速に複雑かつ不安定化の傾向を強めるインド太平洋地域において、我が国が推進する法の支配に基づく海洋秩序を維持、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に資するべく、実施している。また、本派遣は、「力による一方的な現状変更の試みは許さない」という我が国の強い意志を示すとともに、同地域における海上交通の安全を確保し、もって国際社会の繁栄に貢献しようとする我が国の強い決意を世界に対して示す極めて重要な意義を有している。隊員一人ひとりが高い使命感をもち、柔軟な発想によって果敢に挑戦し、大きな成果を上げることを期待している」との旨の壮行の辞を述べた。