愛知県は、農林漁業者等向け愛知県インバウンド対応実務者ガイドブック「さぁ、はじめてみよう!ゼロからのインバウンド対応」を作成した。
愛知県の見解によると、現在は新型コロナウイルス感染症の拡大により、世界的に旅行需要が停滞している状況にある。一方で、新型コロナウイルス感染症の拡大以前は、日本を訪れたインバウンド(外国人旅行者)は過去最高の3,188万人(2019年)を記録し、アフターコロナにおいてもインバウンドは引き続き魅力的な消費対象者となることが想定されているとしている。また、農林水産業を営む事業者がインバウンドの受け入れに取り組むことは、これまで「当たり前」としていた自身の事業の魅力や強みを見つめ直すことにつながり、事業の付加価値創出にも役立つとしている。そのため、インバウンド対応実務者ガイドブックを作成した。
このガイドブックによると、ゼロからのインバウンド対応として、『外国人客にきてもらいたいと思う(多様な宗教・生活習慣への対応)』『情報を整理(体験型コンテンツ創生)』『情報を発信(旅行前情報の発信)』『予約・問い合わせ対応の準備(インバウンドが困ること)』『外国語によるサイン・POPの用意(現地での言語対応)』『決済(決済環境の整備)』『翻訳機の準備(通信環境の整備)』をあげている。
『外国人客にきてもらいたいと思う』では、ベジタリアン・ヴィーガン・イスラム教などに対応することが重要であるとしている。また、ムスリム(イスラム教の信者)対応は、ビジネスチャンスとしている。ムスリムの代表的な教えと生活習慣も紹介しており、豚肉などを使わずに調理を行うことや、礼拝できる部屋やスペースなどを整備することを進めている。
なお、愛知県における2019年度のインバウンドの動向は、訪問者の国籍は中国20.4%、韓国15.0%、台湾14.4%、東南アジア10.5%、欧州10.4%などとなっている。
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