愛知県は、マレーシアやインドネシアなどから訪れるムスリム旅行者の受入態勢を支援する取り組みの一つとして、「ムスリム誘客促進事業」の業務委託先の募集を開始した。
愛知県では、マレーシアやインドネシアなどから訪れるムスリム旅行者に対して、安心して愛知県内を旅行してもらえる環境を整備するため、県内の観光事業者を対象としたムスリム受入態勢を支援する取り組みを実施していた。今回は、これらの取り組みに関連して、『ムスリム誘客促進事業業務委託』が行われることとなった。
この業務『ムスリム誘客促進事業業務委託』の目的は、2018年度に作成したムスリムツーリストマップの改訂を行うものとなる。特に愛知県内において、なごやめし、和食に対応できる飲食店や礼拝に対応できる施設が増加したため、サイズを変更することで掲載店舗を増やす。また、愛知県観光公式Webサイト「Aichi Now」の「MUSLIM INFORMATION」ページに掲載された情報の更新を行うとともに、紙媒体を用意することで、県内の観光案内所、宿泊施設での配布、海外プロモーション等での周知を図る。
この業務では、「ムスリムツーリストマップ改訂のための調査」「ムスリムツーリストマップ製作業務」を行うことが求められている。委託金額の限度額は、2,121,735円となる。契約は期間、契約締結日から令和3年3月26日までとなる。
「ムスリムツーリストマップ改訂のための調査」では、既存のマップについてムスリム 60 名以上を対象にヒアリング調査等を実施し改訂版に反映させる、掲載施設は飲食店・礼拝スペースを備えた施設・宿泊施設・主要な観光施設・ハラル食品を扱う食材店などとする、などが求められている
「ムスリムツーリストマップ製作業務」では、名古屋市近郊版と愛知県広域版の 2 種類を作成すること、使用言語は英語とし必ずネイティブチェックを行うこと、飲食店と礼拝スペースを備えた施設を重視して掲載すること、などが求められている。