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日本政府は、ミャンマー連邦共和国とラオス人民民主共和国に対して、保健・医療関連機材のための無償資金協力を実施することを発表した。
日本政府の見解によると、ミャンマーとラオスにおいては現時点では大規模な感染拡大には至っていないものの、両国内の医療体制は極めて脆弱であり、今後感染が拡大した場合には両国のみならずメコン域内への急激な感染拡大に繋がる危険もあるとしている。新型コロナウイルス感染症の世界規模での感染拡大は、日本を含む全ての国の経済・社会にとっても大きな脅威であり、国際社会全体が一致して取り組むべき課題であるとして、日本への更なる感染拡大を予防・緩和する観点からも、ミャンマーとラオスへの支援を実施することが決定された。
ミャンマーに対しては、供与額20億円の無償資金協力となり、X線撮影装置、ICUベッド、患者用モニター等の保健・医療関連機材を供与する。ラオスに対しては、供与額15億円の無償資金協力となり、小型救急車、病棟用ベッド等の保健・医療関連機材を供与する。