メコン川流域の洪水・渇水対策支援で約4億円の無償資金協力

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日本政府は、メコン川流域洪水・渇水対策支援のため、カンボジア・タイ・ベトナム・ラオスにおいて施設・人材・機能の強化を行う無償資金協力を実施することを発表した。

中国チベット高原を源流とするメコン川においては、近年では気候変動等の影響により河川水量に変化が見られ従来よりも複雑な洪水・渇水対策が求められている。1995年に下流域国であるカンボジア・タイ・ベトナム・ラオスの4か国が締結した「メコン川流域の持続的開発のための協力に関する協定」に基づき設置されたMRCでは、今までに洪水や渇水への対策に加えて漁業資源やダム開発,環境問題等幅広い分野で統合的な河川管理を実施してきた。そのため日本政府は、この河川管理を支援する取り組みを実施することとなった。

今回実施される支援は「メコン川流域洪水・渇水対策計画(MRC連携)」として、4億1,200万円の無償資金協力により実施される。この支援が実施されることにより、メコン川流域の対象地域において降雨量観測所や水位観測所の数が増加し、地域の降雨量及び水位を観測する精度が高まり、地域住民の安全な暮らしや安定的な水資源の利用に貢献することが期待される。

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