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日本の海上保安庁は、東アジアの船舶の航海安全のために、「東アジア水路委員会運営委員会」を東京で2月5日から7日の3日間にかけて開催することを発表した。
国際水路機関(IHO)では、世界に15の地域水路委員会を設置して、安全で効率的な航海のため、域内の連携の促進や課題の解決に取り組んでいる。このIHOの地域水路委員会の一つである東アジア水路委員会(EAHC)では、日本の海上貿易や物資輸送において重要な航路が位置する東南アジア及び東アジアの海域を担当する地域水路委員会であり、平成30年からは日本が議長国を務めている。
今回は、各国水路機関の部長級が参加するEAHC運営委員会が東京で開催されることとなった。参加する予定の国は、ASEANのフィリピン・タイ・インドネシア・ブルネイ・マレーシア・シンガポールと、日本・中国・韓国などとなる。主な議題は『域内の海上安全情報の収集・提供』『EAHC人材育成計画』となり、船舶への海上安全情報の収集・提供や地域内の人材育成などに関して議論を行う予定であり、議長は海上保安庁の海洋情報部長が務める。