愛知県は、2019年度「外国人児童生徒等による多文化共生日本語スピーチコンテスト」を8月24日に愛知県図書館大会議室で開催し、小学生の部の最優秀賞は母語がポルトガル語の児童の「光へ」、中学生の部の最優秀賞は母語が中国語の「広がる世界」、がそれぞれ受賞したことを発表した。
愛知県では、多文化共生の推進を行うため、幅広い分野における取組を実施している。この取り組みの一つとして、母語が日本語以外の者を対象とした「外国人児童生徒等による多文化共生日本語スピーチコンテスト」を定期的に開催しており、今回は2019年度のコンテストが実施されることとなった。
小学生の部の結果は、最優秀賞は、岩倉市立岩倉東小学校5年の母語がポルトガル語の児童の「光へ」のスピーチが受賞した。優秀賞は、知立市立知立東小学校6年の母語がタガログ語の児童の「おたがいにみとめ合って」が受賞した。特別賞は、半田市立乙川東小学校5年の母語がベトナム語の児童の「さみしさで人生が変わった」、岩倉市立岩倉東小学校6年の母語がポルトガル語の「将来の夢」がそれぞれ受賞した。奨励賞は、ベトナム語「最後まで諦めない気持ち」、中国語「いまがんばっていること」、ポルトガル語「世界の共通言語」、ポルトガル語「日本語を勉強したい」、中国語「私の夢」、ポルトガル語「山の形は山の漢字」、ポルトガル語「友だち」が、それぞれ受賞した。
中学生の部の結果は、最優秀賞は、名古屋市立丸の内中学校2年の母語が中国語の「広がる世界」のスピーチが受賞した。優秀賞は、安城市立東山中学校2年の母語がビサヤ語の「友達」が受賞した。奨励賞は、西尾市立鶴城中学校1年の母語がベトナム語の「努力した私の結果」、岩倉市立岩倉中学校3年の母語がタガログ語の「勉強をたくさんしよう」がそれぞれ受賞した。