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日本の独立行政法人の国際協力機構(JICA)は、パキスタン・イスラム共和国の医療サービスの質を向上させることなどを目的として、パキスタン有数の中核病院の整備・拡充を行う無償資金贈与契約を締結したことを発表した。
今回の支援は、『パキスタン医科学研究所における母子保健センター及び小児病院の集中治療拡充計画』として、36億2,000万円を限度とする無償資金協力の贈与契約により実施される。実施予定期間は、44ヵ月となる。
具体的に実施する事業内容は、施設整備・機材調達として、母体胎児集中治療室・新生児集中治療室・産婦人科病棟・小児科病棟などの施設、新生児保育器など(84品目)の機材が、整備・調達される予定である。また、コンサルティング・サービスとして、詳細設計・入札補助・施工監理・ソフトコンポーネントとして医療機材の運営・維持管理に係る技術指導などが行われる予定である。
この支援が実施されることにより、パキスタン医科学研究所におけるハイリスク妊産婦と寡婦と新生児への医療サービス提供体制の強化及び質の向上が期待される。