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マレーシア政府とシンガポール政府は、両国の首都を結ぶ高速鉄道建設プロジェクトを正式に延期する事で合意した事を発表した。中止ではなく延期となった事で、マレーシア政府はシンガポール政府に対して多額の違約金を支払う事を避ける事が出来た。
マレーシアでは、前政権のナジブ首相がシンガポールと結ぶ高速鉄道の建設計画を推し進めていたが、新政権のマハティール・ビン・モハマド首相が、多額の費用がかかり採算性にも疑問が出ているとして、中止する方針を打ち出していた。しかしながら、中止とするとシンガポール政府にたいして多額の違約金を支払う必要があるため、違約金を支払わない方法を模索していた。
熟練した政治家であるマハティール首相は、シンガポール政府との間で締結済みの水供給契約を話題に挙げ、マレーシアからシンガポールに供給している水の価格見直しをすべきではないのかという疑問を公に述べており、シンガポール政府からは締結済みの契約は誠実に継続して実施していくべきと猛反発を受けていた。しかしながら、シンガポール政府にとっては非常に重要な水供給契約を持ち出された事により、シンガポール政府側はマハティール首相から高速鉄道建設プロジェクトの延期の提案を受け入れざるを得ない状況になったとみられている。
両政府の合意によると、開業時期は当初は26年末であったが、31年1月に延期される事となった。延期期間中の費用はマレーシア側が負担する。費用は約1500万シンガポールドルとなる。両政府高官は会見で「この合意は鉄道計画を中止とするものではなくて、延期とするものである。両政府はこの内容に合意している。」との旨を述べた。
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