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フィリピン・マニラで、アセアン各国首脳と安倍総理が出席する『日ASEAN首脳会議』が、フィリピン・マニラで11月13日に開催された。議長はフィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領が務めた。
安倍総理からは「日ASEAN協力」「北朝鮮問題」「南シナ海」などに関する事が述べられた。
日ASEAN協力に関しては、ASEAN設立50周年に祝意を示すとともに、インド洋と太平洋の2つの海に面するアセアンが法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を発展させるために、日本と共に世界をリードしていくことを期待している旨が述べられた。また、2013年に日ASEAN特別首脳会議で発表した4つのパートナー(「平和と安定のためのパートナー」「繁栄のためのパートナー」「より良い暮らしのためのパートナー」「心と心のパートナー」)の下での取組を強化していき、ADB(アジア開発銀行)等あらゆるツールを活用しより統合された共同体の実現に協力していく旨も述べられた。
北朝鮮問題に関しては、これまでにない重大かつ差し迫った脅威であるため、安保理決議の完全な履行を含めて、北朝鮮に対する圧力を最大限まで高めて北朝鮮の政策を変えさせる必要がある旨が述べられた。
南シナ海問題に関しては、このような基本原則に背くような行為に対しては国際社会全体が声を上げ続ける必要があり、ASEANとしてそのような努力をすることを後押ししたい旨が述べられた。