日本はフィリピンへココナッツ・センターを贈与

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画像提供:在フィリピン日本国大使館
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フィリピンの農村地帯においては、加工技術が未熟なために、加工製品を作成することが出来ないため収入が伸びす、貧困に悩まされる村が多数存在している。これらの問題を解決するため日本政府は、フィリピン中部東ビサヤ地方に位置する北サマール州カタルマン町およびサンホセ町において、無償資金協力事業として、ココナッツの加工技術支援を実施し、この引き渡し式典を6月4日に実施したことを、在フィリピン日本国大使館は発表した。

この発表によると、今回の支援は草の根・人間の安全保障無償資金協力事業として「ココナッツ・センター建設計画(供与金額:109,503米ドル)」「ココナッツ加工機材整備計画(供与金額:68,439.33米ドル」の2件が合わせて実施される。

ココナッツ・センター建設計画とは、東フィリピン大学(UEP)の敷地内にココナッツ繊維製造技術訓練センターを建設するための支援である。この訓練センターでは、この地域に住むココナッツ生産農家を対象として、所得を増加させるために、ココナッツ繊維を原料としたマット・ネット・ロープ・カーペットなどの製品の製造技術を学ぶためのコースが設けられる。年間50以上の訓練コースが設けられ、約350名のココナッツ農家が受講する予定である。

ココナッツ加工機材整備計画とは、サンホセ町を対象として、ココナッツの殻を原料とした繊維製品を製作するための機材を村単位に整備するものである。このココナッツ繊維の生産によって、1,600名以上のココナッツ農家の収入が向上される見込みである。

在フィリピン日本国大使館は、この二つの支援を組み合わせることにより北サマール州のココナッツ産業全体が振興することを期待していることを表明している。

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