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日本の外務省は、新しいASEAN大使に須永和男(すなが かずお)氏が3月30日に就任したことを発表した。
ASEAN大使の職責は、ASEAN加盟国(シンガポール、ブルネイ、タイ、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、カンボジア、ベトナム)から設立されたASEAN事務局との各種調整やASEAN各国からの常駐代表などとの協議を通じて、日本とアセアンの関係を強化していくこと等となる。
須永ASEAN大使は3月31日にASEAN事務局に訪問し、ASEAN事務総長に委任状を提出し正式に日本のASEAN大使としての活動を開始している。事務総長への訪問の際には、日本代表部の人的リソースや日ASEAN統合基金(JAIF)を最大限に活用しつつASEANの更なる統合深化を力強く支援していきたい旨が伝えられた。また、東アジア・サミット(EAS)や地域情勢に関する意見交換も実施した。
須永ASEAN大使は「ASEAN共同体元年という重要な年にASEAN大使を拝命したことを光栄に思っています。国際社会において重要性を高めているASEANと日本の関係を更に発展させるため微力を尽くす所存ですので、どうかよろしくお願いいたします。」との旨の着任挨拶を行っている。