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石破政権は、男女共同参画社会を実現するための会議を開催し取組を進めているが、今年度の予算は、従来は総額約10兆円であった関係予算の算出方法を変更することで、令和7年度予算は約3,567億円となったと内閣府が解説していることが明らかになった。
林内閣官房長官は、6月2日、総理大臣官邸で第75回男女共同参画会議を開催した。林官房長官は、議論を踏まえて「本日は、『女性版骨太の方針2025』の原案について御議論いただきました。全ての人が希望に応じて働くことができる環境づくり、あらゆる分野の意思決定層における女性の参画拡大、そして個人の尊厳が守られ、安心・安全が確保される社会の実現、これらの重点事項を掲げまして、具体的な施策を盛り込んでおります。また、本年末には、新たな男女共同参画基本計画を策定予定であります。三原大臣を中心に、引き続き検討を進めていただくようお願いをいたします」との旨を述べた。
なお、内閣府によると、令和7年度における関係予算の総額は約3,567億円であるとしている。令和6年度までは、「男女共同参画社会の形成を直接的な目的としないが効果を及ぼす施策・事業」についても対象に含めていたが、「目的とする施策・事業」のみを関連予算として公表することと整理したとしている。
従来の内閣府の予算算出方法では、男女共同参画基本計画関係予算が総額約10兆円としていたが、批判されることも多かったためか、今年度から算出方法が変更されることとなった。