アセアンの総意は南シナ海問題を懸念していない、中国外務省

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画像提供:中国政府
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中国外務省は、南シナ海の領有権問題で中国政府への批判を行っているのはアセアンの一部の国だけであり、アセアンの総意としては中国政府への批判は行っていない、との見解を明らかにした。

アセアン加盟国(インドネシア、カンボジア、シンガポール、タイ、フィリピン、ブルネイ、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、ラオス)の外相達が参加するASEAN外相会議が先月の27日に開催されており、外相達が話し合った結果、中国政府を名指ししなかったものの、南シナ海で進行している現在の状況について深刻な懸念を共有する、という旨の議長声明を発表していた。

中国外務省で開催された定例記者会見において、このASEAN外相会議で発表された声明に対しての中国政府のコメントを記者から求められたところ、「この会議では、大半の国は南シナ海の領有権問題を大げさに取り上げないことで同意していました。領有権問題が発生しているのは、中国政府とアセアン全体ではなく、中国政府とアセアンの一部の国のみであり、アセアンの総意としては中国政府への批判は行っていません。中国政府は、南シナ海の地域の安全・安定を図るために、アセアン諸国と共同の努力を行っており、この努力のおかげで、この地域は安定している状況です。また、中国政府はアセアン共同体の設立に関する各種支援を実施しており、今後も友好的な関係を構築していきます。」との見解を示した。

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