日本はベトナムへ人口衛星を供与へ、対中で協力

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画像提供:外務省
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日本の外務省は、ベトナムのチャウ・ヴァン・ミン科学技術院院長からの表敬訪問を小田原潔外務大臣政務官が14日に受けたことを発表した。

今回の訪問で小田原政務官はミン院長の来日を歓迎するとともに、日本政府はベトナム政府と積極的に関係強化を行っていく方針である事が述べられた。ミン院長からは、日本とベトナムの友好関係が強化されている事を歓迎している旨が述べられた。ハノイ近郊のホアラック地区のハイテクパークにおける国立宇宙センター建設に関して、日本政府が支援している事に感謝の意も述べられた。両者は日本政府からベトナム政府への人工衛星の供与に関する協力について意見交換を実施し、ミン院長からはベトナムにおける先端技術センターの設立構想について説明が行われた。

日本政府はベトナム政府の衛星関連産業への支援を実施しており、2011年に開始した有償資金協力「衛星情報の活用による災害・気候変動対策事業(72.27億円)」では、災害・気候変動対策技術の高度化を図る事を目的として、地球観測衛星の開発・利用に必要な関連施設の整備などを支援している。また、有償資金協力「ホアラック科学技術都市振興事業(152.18億円)」では、ベトナム宇宙センター建設予定地などを整備する支援も実施している。

ベトナム政府は中国政府と南シナ海の領有権問題を争っているが、十分な人工衛星技術を有していないために、中国政府の推し進める開発をリアルタイムで把握出来ていないという問題を抱えている。そのため日本政府は、対中戦略の一環として今後もベトナム政府への人口衛星関連の支援を積極的に実施していく方針である。

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