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日本の外務省は、ベトナム国民とインド国民に対して、商用目的の人や文化人および知識人が、日本に短期滞在する際の滞在数次ビザを2月15日から緩和することを発表した。
今回実施される短期滞在数次ビザ(商用目的・文化人・知識人等)の緩和は、安倍晋三内閣総理大臣が昨年の9月に実施された日・ベトナム首脳会談ならびに昨年の12月に実施された日・インド首脳会談において、両国との間で決定した事項に基づき、実施されるものである。具体的に実施される運用内容は、従来から発給している商用目的の人や文化人・知識人に対する短期滞在数次ビザの発給対象者の範囲を拡大し、有効期間も現行の最長5年から最長10年に延長する。
日本政府にとって、有効期間10年の数次ビザを発給するのは初めての事となる。今回のビザ緩和により、ベトナム、インドとのビジネス面での利便性が向上することが期待され、人的交流が一層発展することが見込まれている。
なお、数次ビザ(マルチプルビザ)とは、決められた有効期間内には何度でも出入国が可能となる査証のことであり、今回のビザでは1回目の訪日の際は商用や学術交流等の目的に限定しているが、2回目以降は観光や親族・知人訪問目的の訪日でも使用できる。