防衛省はベトナムと防衛装備・技術協力を推進へ

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画像提供:防衛省・自衛隊
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岸防衛大臣は、防衛省としてベトナムとの防衛装備・技術協力を推進するため、防衛装備協力に係る事業実現可能性調査などを実施していく方針であることを明らかにした。

10月20日に実施された防衛大臣記者会見の際に、記者から「菅首相が昨日、ベトナムの首相と現地で会談し、安全保障面の協力強化で一致した他、防衛装備品の輸出などを可能とする協定について、実質合意に達しました。大臣の受け止めをお願いします」との旨の質問が行われた。

この質問に対して岸防衛大臣は「ベトナムは、戦略的利益を共有する重要なパートナーであります。ベトナムとの間で防衛協力・交流を幅広く推進することは、わが国及び地域の平和と安定の確保においても重要であると考えております。今般の防衛装備品・技術移転協定の実質合意を踏まえ、防衛省としてもベトナムとの防衛装備・技術協力を推進すべく、防衛装備協力に係る事業実現可能性調査など、取り組みを通じて様々な可能性を検討してまいりたいと考えています」との旨の見解を示した。

記者から「先ほどのベトナムの装備品輸出ないしは技術移転の話なのですけれども、これから実現可能性の調査を始めたいという話でしたけれども、現時点で想定している潜水艦ですとか、対潜哨戒機ですとか、レーダーですとか、こちらとして想定している、ないしは期待しているものというのはどんな感じでしょうか」との旨の質問が行われた。

この質問に対して岸防衛大臣は「ベトナムとの間で今、いかなる防衛装備が、技術協力が可能か様々な可能性について検討しているところでございますけれども、具体的にどういう分野で協力を行い得るのかということがまだ決まっているものではありません。そういうことも含めて、今申し上げられる段階ではないということです」との旨の見解を示した。

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