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日本の政策金融機関の一つである株式会社商工組合中央金庫(商工中金)は、高機能屋根瓦などの製造業者である富士スレート株式会社のベトナム展開を支援するため、ドル建ての保証(スタンドバイ信用状の発行)を行ったことを発表した。
富士スレート株式会社は、高機能屋根瓦等の製造業者であり、旧来の焼成瓦に比べて40%軽量、10倍の衝撃性能、20年以上の高寿命を誇る高分子繊維強化セメント瓦エアルーフを開発して、台風や地震といった災害に強い商品を全国に供給している。この富士スレートでは、2008年にベトナムの現地企業と業務提携を行い、2018年には拡大するベトナムやASEAN諸国の需要を取り込むため現地法人「FUJI STAR ROOF CO.,LTD」を設立していた。
この富士スレートの現地法人では、優秀な労働者を確保できるベトナムで高機能屋根瓦を製造して日本とベトナムでの販売を強化することを計画した。商工中金の徳島支店は、この計画を支援するため、現地法人がバンコック銀行ハノイ支店から原材料など仕入れ資金の借入を受けるために、現地法人に対して22万USドル建ての保証を行った。