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ベトナム政府は、中国の湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、中国人観光客の受け入れの一時停止への取り組みを進めている。また、ベトナム保健省はハノイの中央衛生・感染症研究所で検査を実施した結果、ベトナム人3人の感染が確認できたことを発表した。
ベトナム当局では、コロナウイルス感染防止対策として、中国の感染地域とベトナム国内を結ぶ国際航空路線を一時的に停止するとともに、感染している地域からの観光客受け入れを一時停止する取り組みを進めている。また、ベトナムの旅行会社に対しては、新たな中国人観光客の受け入れを停止するように指導するとともに、中国人観光客の早急な送還を行うように要請している。
また、現地メディアの取材と報道によると、感染が確認されたベトナム人3人は、ベトナム国内の日系企業の工場で勤務しており、武漢市での工場研修を終えて帰国した者である。3人のうち1人はタインホア省総合病院で、2人はハノイの中央熱帯病院第二診療所で隔離されたうえで治療を受けている。ベトナム国内には、すでに中国人2人のコロナウイルス感染者がいるため、今回のベトナム人3人の感染者を含めると、ベトナム国内では合計で新型コロナウイルス感染者は5人いることとなる。