ベトナム迂回の韓国と台湾産の鉄鋼製品に456%の関税、米商務省

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画像:アメリカ商務省のHPより
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アメリカ商務省は、韓国と台湾で生産された後にベトナムでわずかな最終加工のみを行いアメリカに輸出されている鉄鋼製品の一部に最大で456.23%の関税を課すことを2日に発表した。

商務省の発表によると、アメリカの貿易法の厳格な執行はトランプ政権の主な焦点であると前提を述べ、今回の調査は国内生産者などのスチール・ダイナミクス、カリフォルニア・スチール・インダストリーズ、AKスチール、アルセロール・ミタル、ニューコア、USスチールなどの要請を受けて実施されたものである。調査を実施した結果、ベトナムで生産されてアメリカに輸出されていた鋼材・鋼板が、アメリカのダンピング防止義務もしくは相殺関税を回避することを目的として、韓国や台湾で作られた鋼材をベースとしてベトナムでわずかな最終加工のみを行い、ベトナム製として輸出されていることが判明した。この事実が判明したため、対象となる製品に対しては最大で456.23%の関税が課せられることとなった。

ベトナム税関では、アメリカ政府と中国政府の貿易戦争を避ける目的からも、一部の中国産製品などがベトナム産としてアメリカに輸出されている現状に懸念を示しており、取り締まりを厳格にするとの旨の声明を発表していた。

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